他のMVNO業者とは少し異なる料金プランを提供しているOCNモバイルONE。プランの特徴や評価についてまとめました。
OCNモバイルONEの特徴
2015年3月時点ではMVNO業者としてシェアNo1のOCNモバイルONE。端末は取り扱っていないので端末とのセット割引などはありませんが、特徴的な「日割り」の料金プランを取り揃えています。
日割り料金プランには「110MB/日」と「170MB/日」の2つがあり、これは月に換算するとそれぞれ3.3GBと5.1GB。110MB/日コースの月額料金は900円(税込972円)で、これは他社の3GBコースと同じ料金設定となっており、通信量で言えば他社よりもお得。業界最安値のDMMモバイルの3GBコース(850円)には若干およびませんが、楽天モバイルの3.1GBプランなどと比較してもお得な設定と言えます。
ちなみにOCNモバイルONEにも3GB/月コースはありますが、こちらは1,100円/月でちょっと割高。その点から考えるとOCNモバイルONEを利用するなら利用頻度にもよりますが、110MB/月コースがお得と言えるでしょう。
また、OCNモバイルONEでは通信速度が500kbpsながら月15GB使えるコースもあり、こちらはデータ通信SIMなら月額1,800円とかなりの低価格。15GBコースというとDMMモバイルにも同じ容量がありますが、DMMモバイルの場合は4,570円/月なので、かなりお得なのが分かります。通信速度が違うため単純に比較はできませんが、通信速度が遅くても大容量の通信量が使えるという点に魅力を感じるなら、このコースも注目です。
日割り・月割りコース共に容量の繰り越しが可能
日割りコース、月割りコース共にプランの基本容量は繰り越しが可能。日割りコースは翌日まで、月割りコースは翌月まで余った容量を繰り越せます(500kbpsコースは繰り越し無)。例えば110MB/月コースで1日50MBしか使わなかった場合は残りの60MBが翌日に繰り越され、翌日は170MBまで通信制限なしで利用できるという形ですね。
上手く使えば通信量を無駄なく使えるので、嬉しいサービスです。
050plusが月額基本料無料で使える
OCNモバイルONEの通話対応SIMを申し込むと、同じNTTコミュニケーションズが提供する通話アプリ050plusが月額基本料(324円)無料、ユニバーサルサービス料無料で利用できるのもポイント。050plusはご存知通話料金がお得になるIP電話アプリ。格安SIMの場合通話料は一律20円/30秒が基本ですが、050plusなら固定電話は8.64円/3分、携帯なら17.28円/分で通話可能。通話料金を大きく割引可能です。
通話の頻度が多く、格安SIMと050plusの組み合わせを考えているならOCNモバイルONEがおすすめと言えるでしょう。
ターボ機能で通信量を節約
限られた通信量を上手く使うためには高速通信のオン・オフを上手く使うのがポイント。OCNモバイルONEでは専用アプリで高速通信のオン・オフ切り替えが簡単に行えるようになっています。ちょっとメールを確認したりニュースを見る程度なら高速通信をオフにしていても問題ないのでオフに。動画を見たり何かダウンロードする場合は高速通信をオンに切り替え。
こうした切り替えが素早く行えるのは地味に便利なのですが、MVNO業者によっては対応していないこともあります。こうした機能をしっかり備えているあたりもOCNモバイルONEの特徴です。
OCNモバイルONE概要
料金 | 900円(税抜)~ |
---|---|
通信速度 | 高速時:下り最大150Mbps 低速時:最大200kbps |
通信制限 | プランごとの容量を超えた場合 |
パッケージ費用 | 3,000円(税抜) |
最低使用期間 | データSIM:なし 通話SIM:6か月 |
解約手数料 | 8,000円(税抜) ※最低使用期間に満たない解約・MNP転出の場合 |
通話料 | 20円/30秒 |
料金プラン
データ通信SIM | 通話対応SIM | |
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110MB/日 | 900円/月 | 1,600円/月 |
170MB/日 | 1,380円/月 | 2,080円/月 |
3GB/月 | 1,100円/月 | 1,800円/月 |
5GB/月 | 1,450円/月 | 2,150円/月 |
500kbps(15GB/月) | 1,800円/月 | 2,500円/月 |
オプション
オプション | 月額料金 |
---|---|
SMS | 120円/月 |
留守番電話 | 300円/月 |
キャッチホン | 200円/月 |
取扱い機種
- なし