大手キャリアから格安SIMに乗り換える際、SIMロック解除はしなければならないのか?疑問に思われている方も多いのでその点に関して。
結論を先に行っておけば、必ずしも必要ではありません。SIMロック解除をしなくても格安SIMへの乗り換えができるケースは結構多いです。ただ、これは契約しているキャリアによって大きく変わってくるので、キャリアごとにSIMロック解除の要・不要を解説します。
docomoユーザーならSIMロック解除はほぼ不要
docomoのスマホを使っていて格安SIMへ乗り換えたいという場合、基本的にSIMロック解除の必要はありません。
ほとんどのMVNO業者はドコモの回線を借りて格安SIMを提供しており、ドコモ系のMVNO業者であればそのまま利用することが可能です。つまり、SIMロックを解除しなくても格安SIMが使えます。代表的なMVNO業者としてはDMMモバイルや楽天モバイル、NifMoやOCNモバイルONEなどなど。
これらのMVNO業者はSIMカードを差し替え、初期設定を行えばすぐに使えるようになります。
auユーザーは選択肢が少ないがSIMロック解除は不要
auの場合もSIMロック解除せずに格安SIMを使う事が可能です。前述のとおり、大半のMVNO業者はドコモの回線を使っているのですが、一部au回線を借りている業者が存在します。mineoやUQ-mobileがそうです。この2社であればSIMロック解除をせずに乗り換えが可能です。
ちなみにmineoはau、ドコモ両方の回線を利用しているので、ドコモ・auどちらのユーザーでも利用可能なMVNO業者ですね。
なので上記2社以外のMVNO業者を利用したい場合はSIMロック解除が必要。とはいえ特に理由が無ければmineoかUQ-mobileを使うという形で対応するのが手っ取り早いでしょう。
SoftbankユーザーはSIMロック解除必須
ソフトバンクの場合はソフトバンク系のMVNO業者が現状存在しないので、SIMロックを解除しないと格安SIMは使えません。
というわけで、ドコモ・auで契約している方が格安SIMを使いたい場合、基本的にSIMロック解除は必要がありません。それに対し、ソフトバンクと契約している場合はSIMロック解除が必要になるという形ですね。
SIMロックを解除すれば使えるMVNO業者が増えるのも事実ですが、手数料がかかったりもしますし、敢えてSIMロックを解除する必要はないでしょう。